こんにちは、社会保険労務士の平田です。

 

ある理由でブログを更新していませんでしたが、今日から復活いたします。

記事を読んでいただく方々に有益なブログをお届けできるよう頑張ります。

 

現代は職場環境や家庭内など、様々な場面からストレッサーを受ける為に強い不安や悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。

私は以前からメンタルヘルスに興味があり、悩みを抱えた方々の力になれればと思い産業カウンセラーになりました。

 

産業カウンセラーとして勉強を進めていくと、メンタルのことが難しくデリケートなことだと改めて実感しました。

世の中には様々な考えや思想をもつ人がいますし、それぞれ異なる条件で生活しているわけですから、悩みや不安も人それぞれ。

メンタルヘルスは奥が深い、というより全てに対応する解はないものだと思います。

 

職場環境もそれぞれの事業所で異なるわけですから、メンタルヘルスに関し対応策も異なります。

 

職場のメンタルヘルスについて、面白いと思った新聞記事をご紹介します。

 

 

「ある職場でメンタルヘルスの相談に乗ったとき、従業員の動線が話題になった。広いフロアを持つ職場だっただけに、従業員の動きを効率よくできる動線を考えることになったが、それが従業員の不評だという。

動線を工夫すれば、不必要な動きをしないですむ。動きが少ない分、肉体的な疲れも少ないし、仕事に集中できるだろう。そう考えて部署の配置などを変更したが、従業員は心理的余裕がなくなったと感じるようになった。

 

これまでなら、職場を移動中に同僚や先輩、後輩など思いがけない人に会って少し話し込むことがあった。具体的な問題を話し合うわけではなく、雑談のような話から新しいアイデアが浮かぶこともあった。アイデアが浮かばないまでも、少し気分がリフレッシュするし、次の仕事に取り組もうという意欲も出てくる。

 

先週も書いたように、私たちは、緊張が続くとこころに余裕がなくなる。問題に直面したときに一面的な考え方しかできなくなる。いろいろな視点からの可能性を考えられなくなり、克服できるはずの問題も解決できなくなる。

そうしたときに、雑談などをして全くこころのモードに入るだけで新しい見方ができるようになる。

コンピューターが行き渡った最近では、職場内の意見交換もメールで済ませることが増えてきている。不必要な会話をいないという点では効率的だが、問題に柔軟に取り組んだり新しいアイデアを生み出したりするという点では効率的とはいえない。(認知行動療法研修開発センター 大野裕)」

 

【2016年6月19日付 日本経済新聞朝刊より引用】

 

 

効率を求めるあまり、他人との触れ合いの機会が減ってしまうと、生産効率が下がり逆に効率が悪くなる場合があるんですね。

こころに余裕がないときに、誰かと他愛ないおしゃべりをすることで気分転換になったりしますし、この記事にあるように誰かと話すことで自分では思いつかないアイデアのヒントを得ることも。

 

職場でおしゃべりすぎるのも問題ですが(この線引きが難しい)、全く誰もしゃべらないと緊張感で息が詰まります。

そのような環境で仕事を続けると、メンタルヘルスに不調をきたすこともあり得ます。

作業効率を求めるあまり従業員がメンタルヘルス不調に陥ってしまうと、逆に作業効率を悪くしてしまい本末転倒です。

 

 

職場内のデスクの配置などを変更するなど、職場環境を変えて効率を良くしようと考える場合には、従業員のメンタルヘルスに影響を及ぼすかもしれないということを念頭において行うことが重要だと思います。

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