こんにちは、社会保険労務士・産業カウンセラーの平田です。
昨日は日帰りで東京へ行ってまいりました!
東京では「人事制度」について学んでいます。12月にも受講するので、その頃に人事制度について皆さんにお知らせできたらいいなと考えています。
本日は、社会保険労務士試験の合格発表日です!
毎年気になる合格率は、
4.4%でした。
ちなみに沖縄県では9名の方が合格。合格率は3.0%でした。
合格された方、おめでとうございます。
前年の合格率がこれまでで一番低かったのですが、合格率の低かった試験の翌年は合格率が高めになる傾向がありました。
ですから、今年は合格率が高くなるのではないかと思っていましたが、昨年に次いで二番目に合格率の低い試験になりました。
かなり難関な試験になっています。
社労士試験は合格点数の調整があるので、合格者数を調整しているのではないか?と言われていましたが、今回は厚生労働省から「合格基準の考え方」が公表されているので、合格基準が明確になったと思います。
社労士はこのまま難関資格になるのか?
私は難関資格になったほうがよいと思います。
理由は、社労士はとても高度な法律知識を求められる職業だからです。
試験では労働基準法等の基本となる法令(一般常識はどんな問題がでるかわからないので除きます)について問われますが、実際に社労士が関わる法令はかなりの数に及びます。
そして、他の士業でも同じかもしれませんが、試験問題と実務は全然違います。
試験に雇用関係助成金のことはほぼ出てこないし、人事評価制度や賃金制度のことはまず出ません。
(法令で定められた最低賃金や賃金の支払いのことは出ますが、制度の作り方は問われません)
最低限、法令知識を持っていなければなりませんから、法令について試験を行うのは当然だと考えます。
それにプラスして実務的な試験、例えば人事評価の作成方法や、雇用関係助成金制度について問うことも必要なのではないかと思います。
コンサルティング的業務(いわゆる第3号業務)を行えるよう知識を高める必要がありま。
法令に関する手続きを行うだけでは、なかなかお客様のニーズに応えられない時代ですから、中小企業診断士試験のように実務的な筆記試験や、口述試験を導入したほうが社労士のレベルアップになるのではないかと考えます。