こんにちは、社会保険労務士・産業カウンセラーの平田です。

 

 

先日、ある方の記事を読んで考えたことを書きます。

 

その方は経営者のようで、○○(企業名)は伸びてる会社なのにブラック企業と叩かれていることが不満らしいです。

 

記事では、仕事と関係のないことを当たり前の権利だと主張する社員が企業をダメにしていってると思う、と書いてます。

(実際は○○のサービス残業のことをブラック企業と叩いていることに対しての意見なので、仕事と関係ありなんですが。)

 

 

なるほど、いくら長時間労働の削減を訴えても経営者の考えと社員の考えのミゾは埋まらないわけだ、と思いました。

 

 

そもそも、僕は考え方は人それぞれなので「人」と「人」の思考のミゾが埋まるとは考えてはいません。「話せばわかる」と考えてもいません。

 

 

経営者は自分のやりたいことで起業するので(ちがう方もいますが)やる気がありますし、一般的に会社の利益を大きくするほど、自分へのリターンも大きくなります。だから時間を忘れて仕事に没頭することができるのです。

 

一方の社員は、一般的には賃金額が決まっていて、会社の業績が良くても昇給時期に一定の昇給額が上がるだけ。賞与が増えることがあるくらいだと思います。

最近は、企業の内部留保額が増えていて、利益があっても、それが賃金に反映されていない場合が多いようですし。

 

仕事への取組みについても、社員は上司の指示で働くことになるので、自分の意図しない業務や部署に配属されることもあります(それが多いと思います)。

自分のやりたくないことをすることになり、やる気が薄れてしまいます。

 

同じ志を持った社員なら経営者についていくのでしょうが、社員が増えれば増える程、経営者と異なる考え方を持つ人が出てきます。

 

それを不満と捉えるのは簡単ですが、不満を言うことを「都合良すぎ」で「不満なら辞めたらいい」というのは、ちょっと待ったほうがいいと思います。

 

 

今は人手不足と言われています。

企業を訪問すると必ず「人手不足で困っている」と相談を受けます。

少子化の影響で労働力が減少しており、人材確保が困難な時代です。

社員が退職すると、なかなか次の社員を採用できない状況です。

 

ですから、今いる社員の教育や、より働きやすい環境を整備して、人材を確保することも考えたほうがいいと思います。

 

 

実際、社員の多様な働き方を実践して業績を伸ばしている企業もあります。

環境を変えることでモチベーションが上がることは多くの方が理解していると思います。

社員のモチベーションが上がると業績も上がるはずです。

(社員を甘やかすのではなく、あくまで業績を伸ばすのが目的ですので念のため。無茶苦茶なことをいう社員には別途対応すべきです)

 

まずは、多様な働き方を実践して業績を伸ばしている企業を参考にしてみてください。

きっと何か役立つことがあると思います。

 

 

ブラック企業と噂が広まると、その噂を消すのは困難です。

経営者は、後で痛い目に合わないために、労働基準法は労働者有利の法律であるということも知っておいてください。

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