こんにちは、社会保険労務士・産業カウンセラーの平田です。

 

少し肌寒くなってきました。やっといつもの冬らしい気候になりましたね。

汗かきの私にとっては、暑くもなく、それほど寒くない、これくらいの気候が一番過ごしやすくて助かります。

 

 

さて、先日のことですが、福島第一原発で除染作業にあたった方とお話しする機会がありました。

 

最初に原発で除染作業にあたったと聞かされたときは、「放射線の影響ないかな」と構えてしまいました。その方が放射線を発するわけはないのに、報道などの影響で先入観を持ってしまったようです。先入観を持ってしまったことを反省しています。

 

 

その方は、原発での仕事を終え、求職中でした。

 

除染作業に携わった証に、除染作業訓練受講証(のような名称だったと思います)というカードを見せてもらいました。

 

 

そのカードには、下のほうにゼネコンのJVの名称が書かれていて、実際に雇用された企業名が真ん中あたりに書かれていました。

 

実際に雇用された企業の名称を明かすことはできませんが、第一印象は「パチンコ屋のような名前」、福島第一原発で作業するとは会社名からはおよそ想像がつきませんでした。

 

 

給与明細も見せてもらったのですが・・・

 

私の会社員時代より給与が低い。

 

 

あくまで主観ですが、危険な作業に従事しているわりに給与が低いと思いました。

 

 

今なら他の仕事についたほうが給料は高いはずです。

東京の建設現場で働いたほうが間違いなく給与は高いです。

 

沖縄から出稼ぎで本土に行くなら、東京の建設現場で働いたほうがいいんじゃないですか?と言いかけましたが、その方との話の趣旨がちがうのでやめました。

 

 

しかも、当初は社会保険に加入させてもらえず、何度かお願いしてやっと加入してもらったとのことでした。

 

 

その方の話を聞く限り、労働条件や環境はよくありませんでした。

ニュースで聞いてはいたけれど、現実によくないとは。

 

 

その方に「よくがんばりましたね」と声をかけました。

その方はニコッと笑ってくれました。

 

 

その方がどのような思いで除染作業に携わったのかわかりません。

 

 

私から見れば、他に好条件の求人はあるのですが、その方には仕事を選ばざるを得ない理由があるのでしょう。

 

 

人手不足とはいえ、雇用のミスマッチはなかなか解消できていません。

 

解消するにはどうすればよいのか、日々考えます。

 

 

今日も除染作業に携わる多くの作業員が、頑張って働いています。

 

除染作業員の皆さんの労働条件が改善されますように。