こんにちは、社会保険労務士・キャリアコンサルタント・産業カウンセラーの平田です。

 

ニンテンドースイッチを使った新しい遊び「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)」が発表されましたね。この遊び方は新しいし楽しそう!これまでゲーム機にあまり興味がなかった私ですが、ニンテンドースイッチには少し興味があり、Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)には大いに興味を持ちました。購入を検討しています(購入するために頑張らねば)

 

先日、こんな話を耳にしました。

「有給休暇は少なくとも時間単位で取得しないといけないけど、ある労働行政担当者が30分単位で有給休暇を取得できるようにしている事業者に『労基法より有利な扱いにしているのでいいですね』と話していたんです」

 

年次有給休暇は1時間に満たない時間数は切り上げる

年次有給休暇は原則1日(1労働日)単位で付与することが原則で、労使協定により5日の範囲内で時間を単位として付与することができます。

「当該協定で定めるところにより時間を単位として有給休暇を与えることができる」と労基法第39条に示されており、コンメンタールには「1時間に満たない時間数については、時間単位に切り上げる必要がある」と示されています。

このことから、年次有給休暇は時間単位で付与・取得することはできますが、時間未満での付与・取得はできず、1時間未満の時間数は1時間に切り上げて付与することになります。

 

1時間未満の時間数の取り扱いをどうするか

例えば、所定労働時間が1日8時間の事業所は有給休暇1日分の時間数は8時間と1時間未満の時間数はないのでわかりやすいのですが、所定労働時間が7時間30分の事業所の場合は1時間未満の時間数が発生します。この場合、有給休暇1日分の時間数は1時間未満の時間数を1時間に切り上げることになります。

ですから、有給休暇1日分の時間数は8時間とすることになります。

しかし、冒頭で記したように30分単位で有給休暇を付与している事業所も少なからずあります。

遅刻した場合や早退する場合に30分単位の有給休暇を取得するケースが多いようですが、有給休暇は休養させるための制度なのでこのような取得の仕方はどうかと思います。有給休暇の取得理由に制限はないのでこのように取得することは可能ですし、労働者に有利な制度であるなら特に問題はないかと考えます。

 

所定労働時間が8時間の事業所でも、例えば午前中働き、午後は有給休暇を取得した場合等、1時間未満の時間数が発生するケースがあります(本来なら労使協定で取得する時間数を定めておくべきですが、定めていないケースが多くあります)。

このような場合、有給休暇の残日数(残時間)に1時間未満の時間数が残ってしまうことになります。

あくまで私見ですが、このような場合でも1時間未満の時間数を1時間に切り上げて付与すれば特に問題にならないと考えます。

 

労使協定を忘れずに

時間単位の年次有給休暇を付与している事業所は少なからずありますが、労使協定を結んでいない事業所が多くあります。この労使協定は労基署への届け出は不要ですが、時間単位年休1日の時間数等を規定するものです。労使協定でしっかり定めておくことで不要なトラブルを防ぐことができるので忘れないようにしてください。