メリークリスマス♪

社会保険労務士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタントの平田です。

寒いクリスマスになって雰囲気が出てきましたね。それでも平年並みの気温らしいですが。

我が家では、そろそろ子どもがサンタクロースの存在を怪しむ年齢なので、今年のクリスマスの過ごし方、プレゼントの準備には特に気を遣いました。私は子どもはもうサンタクロースは存在しないと考えていると思っていましたが、まだサンタクロースの存在を信じているようなので今夜寝静まったころに枕元にプレゼントを用意したいと思います。

 

働き方改革の法改正をもう一度確認

2018年もあと1週間をきりました。

働き方改革関連法の一部は来年4月から施行されます。ですから、あと3か月程で準備をし備えないといけません。

2019年4月に施行されるのは

・年次有給休暇の時季指定義務

・労働時間の把握の実効性確保

・フレックスタイム制の拡充

・勤務間インターバル制度(努力義務)

・高度プロフェッショナル制度

 

このうち、勤務間インターバル制度は努力義務、高度プロフェッショナル制度は制度内容を検討しているところで今のところ該当する労働者は一部に限られそうなので、今回の法施行にあたりすぐに準備に取り掛からなければならないのは「年次有給休暇の時季指定義務」と「労働時間の把握の実行性確保」だと思われます。

 

年次有給休暇の時季指定義務

年次有給休暇が10日以上付与される労働者に対して、そのうちの年5日について、使用者が時季を指定して取得させることが義務付けられました。年10日以上年次有給休暇が付与される労働者であれば、パート・アルバイトも対象となります。

年次有給休暇が10日付与された日(基準日)から1年間に5日を取得時季を指定し必ず取得してもらうことになります。労働者が5日も年次有給休暇を取りたくないと言った場合でも、使用者は必ず取得させなければならず、もし5日の年次有給休暇を取得させなかった場合は使用者にペナルティがあります。

年次有給休暇を5日取得してもらうために、まず自社の年次有給休暇の付与について今一度確認しましょう。計画的に取得してもらうためには使用者と労働者が話し合いを行い、管理簿を作成し管理方法を整備します。現行でも年休の計画的付与制度がありますので、その制度を活用するとよいと思います。

また、年次有給休暇を取得しやすい職場環境とすることも重要です。

年次有給休暇は法律で定められていることは知っていても、自分が休んでしまうと他の人に迷惑がかかるので休めない、という労働者がいます。なかには風邪気味などで体調不良にも関わらず休まず出社する方もいます。責任感があるのはいいことかもしれませんが、なかなか休みがとれず疲労が蓄積し体調を崩してしまうと今後の人生に悪影響です。自分から休まない方、あるいは会社が年休を取らせてくれない場合もあるので、年次有給休暇の5日取得が義務付けられました。

ある方から聞いた話ですが、必ず5日年次有給休暇を付与しないといけないとなると会社の業務がまわらないから、年末年始やGWなどの所定休日を年次有給休暇に変えましょうとアドバイスする方がいるそうです。

私は、所定休日を年次有給休暇に変えると労働条件の不利益変更にあたるのではないかと考えます。年次有給休暇は労働日に与えるものであり、もともと休日である日を年次有給休暇と変えることは趣旨に反しますし、使用者が年次有給休暇の取得日を一方的に指定するのはいけません。場合によっては給与に影響することも考えられますので、労働条件の不利益変更にあたる可能性が高いと考えます。

不利益変更にあたるかどうか、最終的には労働基準監督署や裁判に判断を委ねますが、もし不利益変更にあたらないとしても労働者のモチベーションは下がると考えられるので、この方法には私は賛同できません。

年次有給休暇の年5日時季指定の義務化について内容をしっかりと把握することはもちろんですが、施行される前にまずは年次有給休暇を取りやすい雰囲気の職場つくりを目指しませんか。