こんばんは、社会保険労務士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタントの平田です。

 

今日は沖縄市の相談会に出席してきました。

各自治体で年に数回開催される「なんでも相談会」で、沖縄市では今年度4回目とのことです。

相談会の規模にもよりますが、弁護士や税理士、ハローワーク職員などの相談対応者がそろい、無料で相談に応じます。

私は社労士ということで労働相談の対応でした。今日は相談件数は少なめでしたが、主催した沖縄市職員の方によると最近は退職や解雇に関するトラブルが多いそうです。

私も個人的にお引き受けしている仕事に退職トラブルについて対応している件があります。やはり最近多いなと感じています。

 

厚生労働省の勤労統計不正はCOBOLが原因だった?

 

すでに報道されているので「COBOL」とは何なのかご存知の方は多いと思いますが、一応説明しますとCOBOLとはプログラミング言語のことで、1950年代に開発され、90年代前半まではオフコンで一般的に使用されていました。

C言語やウィンドウズなどが普及して表舞台から消えたと思っていましたが・・・

実は未だに現役らしく、金融機関では使用されているそうですし、年金機構も恐らく使用していると思います。

年金事務所の窓口で使用するパソコンはウィンドウズですが、年金データを確認する画面は恐らくCOBOLです。エミュレータを使用してウィンドウズ上で操作できるようにしていると思います。

 

なぜ年金事務所の年金データ画面はCOBOLだろうと思うのか?

私は年金事務所の相談員を担当したことがあり窓口のパソコンを操作してことがあること、実はCOBOLのプログラマーだったことがあるからです。

25年前、私はシステム開発会社に勤めCOBOL言語を使用したシステムを構築していました。

 

 

すでにCOBOLは使われなくなったと思っていた

 

年金事務所の相談員をした際、「この画面に見覚えがある」と思いました。

20年以上経過したとはいえ使用していたプログラミング言語の画面ですから忘れてはいませんでした。

とっくに使われなくなったと思っていたCOBOLがなぜ使われていたのか。

 

それはCOBOLは安定しているからだと思います。

 

COBOLはウィンドウズやマックと違い、GUIは文字と文字色、文字の点滅くらいでアニメーションやカラフルな表現はできません。文字だけといってもいいくらいのつまらない画面です。

GUIがシンプルなおかげでコンピューターに余計な作業付加がかからないので安定性が高いのです。

もともと事務処理用に開発された言語なので、大量の文字データを扱うのに向いており、金融機関や年金機構がデータをコンピューター処理するようになったころに活躍した言語で、COBOLプログラミング上に大量のデータが保存されているはずです。

大量のデータを安定して運用できるプログラムは現代でもなかなかないでしょうし、金融情報や年金データのような非常に大事なデータを大量に他のプログラムに移し替えるのはリスクが高いでしょう。移し替える際にデータが飛んでしまうと大変なことになります。

とても安定していますしエミュレータなどを使えばウィンドウズ上でも操作できるわけですから、高いリスクを冒してまで最新プログラムに移し替える必要はなかったのかもしれません。

 

実は昨年、COBOLのプログラマーだったことをIT関係者に話したことがありました。

そのIT関係者は「今でもCOBOLは使われているんだけど操作できる人が少なくなってきた」と話していました。

需要はあるけで供給がないし、今更COBOLを学ぶ人もいないわけです。

「平田さん、COBOLのプログラマーやったら?とても重宝されるから給与も高いよ(笑)」

そうT関係者は話していました。

 

勤労統計不正は大問題だけど・・・

 

今回の勤労統計不正問題でハローワークの方は対応が大変だと思います。

社会保険労務士としてはそこが問題なのですが、COBOLが原因(バグだと言われているようですが、プログラムミスだと思います)という報道を知り、昔のことを思い出したということが本心です。

 

25年前のことなので大部分は忘れてしまいましたが、学びなおせばすぐに感覚は取り戻せそうです。

COBOLプログラマーになろうか、半分本気で考えているところです。