こんにちは、社会保険労務士・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの平田です。

 

先日は、日本産業カウンセラー協会沖縄支部の定期支部総会に出席してまいりました。

総会後に「発達障がいの理解と支援」というテーマで講演があり、臨床心理士が発達障がいについて講話され、就職支援などに理解を深められる内容でした。

空気が読めない、思いつきで行動する、忘れることが多いなどの発達障がいの特徴を上げられていて、僕も多く当てはまるので発達障がいなのでは?と不安になりました(特徴に当てはまるからと言って一概に発達障がいというわけではありませんので)

 

深夜割増のことを理解していますか?

 

労働時間は法定時間を超えた場合、超えた労働時間は時間外労働となり原則1.25倍の割増賃金を支払わなければなりません。このことは多くの方が理解されています。

しかし、深夜割増については理解されている方が少ないと感じます。

深夜割増とは、午後10時から午前5時までの間に働いた場合、その時間帯は0.25倍の割増賃金を加算して支給します。コンビニ等で深夜勤務の時給が昼間の時給より高めに設定されているのはこの深夜帯が割増となることが理由です。

 

コンビニなどのように、仮に午後10時始業、午前5時終業だとすると、この時間の休憩を除いた労働時間は時給+0.25倍の割増賃金を加算します。0.25倍の割増賃金を加算するので計算上は時給を1,25倍した額と同じになります。同じ額になるので深夜労働の時間を1.25倍の割増として支給している事業所があります。

たしかに計算上は同じ額になるので問題ないように思いますが、実は計算が間違ってしまうケースがあります。

 

給与計算ソフトの設定は適正ですか?

 

ある事業所では、給与計算ソフトを使用し給与を計算しています。

その事業所では深夜労働の割増設定を1.25倍に設定していました。深夜労働だけをするのならその設定でも問題ないかもしれません。しかし、昼間から仕事をし、法定労働時間を超えて時間外労働となり、時間外労働が深夜に及んだ場合は注意が必要です。

時間外労働割増を1.25倍に設定し深夜割増も1.25倍に設定していると、深夜まで残業が及んだ場合に計算に誤りが生じます。

本来は、時間外労働割増1.25倍に深夜割増0.25倍を加算するので、深夜まで残業が及んだ場合は1.5倍の割増賃金を支給しなければなりません。

この事業所の設定では、深夜まで残業が及んでも割増は1.25倍のままとなってしまいました(給与計算ソフトによって異なる場合があります)。

 

逆に、深夜割増を1.5倍に設定しているケースも見受けられます。

この場合は深夜まで残業が及んだ場合の割増賃金は適正な割増賃金になるのですが、残業はなく深夜帯だけの労働の場合でも1.5倍の割増賃金を計算し支給することになります。

 

時間外割増と深夜割増はわけて設定する

 

深夜残業は1.5倍の割増と計算上同じだから、1.5倍と設定してしまうと残業のない深夜労働では余計に賃金を支給することになります。計算上同じだからと設定を一つだけにしてしまうと適正な計算ができなくなるわけです。

多くの給与計算ソフトでは時間外労働割増と深夜割増を別々に設定できるので、時間外労働割増は1.25倍、深夜割増は0.25倍と設定しましょう。

よくわからずに設定されたとは思いますし、残業代未払ではありませんから大きな問題ではありませんが、多く割増賃金を支払つづけるとそれが慣例と認められてしまうことも考えられますから、給与計算の設定はしっかりと見直しましょう。