地下鉄サリン事件から30年 当時の東京は異様な雰囲気でした。


30年前の今日、私は東京で社会人生活を送っていました。

その日、地下鉄サリン事件が発生しました。

事件の直前まで、私は被害のあった地下鉄を利用して通勤していました。

当時の勤務先はバブル崩壊の影響で経営が悪化し、給与の遅配やリストラが進む状況でした。

やむなく転職を決意しましたが、もしそのまま働き続けていたら、事件に巻き込まれていたかもしれません。

当時、日本は阪神淡路大震災の直後で、バブル崩壊による不景気も重なり、社会全体が沈んでいました。

そこに追い打ちをかけるように、この衝撃的な事件が発生しました。

事件の現場とは離れた職場で働いていたため直接の被害は免れましたが、警察の捜査が強化され、道路検問や

職務質問が頻繁に行われました。私自身も何度も止められたことを覚えています。

結果として、給与遅配が転職のきっかけとなり、私は事件の危険を回避することができました。

「人間万事塞翁が馬」という言葉を実感した出来事です。

事件から30年が経ちましたが、当時の東京の異様な雰囲気は今も忘れられません。

死者・負傷者数は約6,300人とされ、多くの方が犠牲となりました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

そして、二度とこのような事件が起こらないことを願っています。

地下鉄サリン事件から30年 地下鉄・霞ケ関駅で追悼式   https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250320/k10014755261000.html

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