通勤時間と健康経営: プレゼンテイズムの視点から


この春、息子が那覇市の高校に通学することになりました。高校から登下校に自転車の使用許可を得るまで、私は息子を車で送迎しています。

しかし、那覇市内の渋滞に巻き込まれ、自宅から高校へ送り、事務所につくまでに1時間以上かかります。自宅から車で直接事務所に向かうと片道10分程度で、渋滞はほぼなく、ストレスを感じずに通勤できるのですが、息子の送迎で那覇市内の渋滞に巻き込まれると、時間のロスが大きくなります。

もし途中でトイレに行きたくなったらどうしようという不安もあります(笑)。

20代のころ、東京で働いていたときは、会社の寮がある埼玉県戸田市から会社がある錦糸町まで電車で1時間15分ほどかけて通勤していました。東京では通勤に1時間以上かかるのは当たり前で、片道2時間かかる人も多くいました。1時間15分の通勤時間は短い方だと言われたこともあります。

豊見城市出身の私は那覇市まで20分程で移動できたので、通勤時間の違いにとても驚きました。しかも通勤電車は満員でぎゅうぎゅう詰め。

とても乗る気になれず、普段より1時間以上早い電車に乗っていましたが、それでも座ることはできないくらい乗客がいました。

若いころでも1時間以上の通勤に疲労を感じていました(立ちっぱなしで電車に揺られると結構疲れます)。

考えてみると、通勤に1時間以上かかることにとても疲労を感じ、仕事に支障をきたすこともあります。

健康経営の観点から考えると、この状態は「プレゼンティーズム」に該当する可能性があります。プレゼンティーズムとは、病気ではないが心身の疲労やストレスにより仕事の効率が上がらない状態を指します。通勤にかかる時間や疲労具合は、社員の健康度合いに大きな影響を与えると考えられます。

この問題を軽減するために、職場の近くに借り上げ社宅を設置することを検討してみてはいかがでしょうか。

借り上げ社宅を利用することで、通勤時間を短縮し、業務の効率化や生産性の向上につなげることができます。社員の心身の疲労を軽減し、健康度合いを高めるために、有効な投資となることでしょう。この提案は、社員の健康と生産性を考慮した経営戦略として、他の経営者にも参考になるかもしれません。

健康経営について(経済産業省HP)https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html

おもろ社会保険労務士事務所 

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