独立開業、情熱や勢いだけですすめていませんか?
本日の沖縄タイムス紙に、沖縄県よろず支援拠点で対応した独立開業を検討されている方のご支援について記事を掲載していただきました。
会社務めの方の多くは自身で事業をはじめたいと考えたことがあると思います。
事業の内容、将来性、資金計画、販路開拓、マーケティング等、経営に関するあらゆるご相談を、沖縄県よろず支援拠点で承っています。
開業に関して私がアドバイスさせていただく分野は、主に事業主ご自身の社会保険制度、従業員を雇用する場合の労働保険制度と社会保険制度、賃金に関することや就業規則に関する事になります。
今回のご相談者は健康保険制度について、会社の健康保険制度を継続したほうがよいか?国民健康保険に加入したほうがよいか?それぞれを比較して判断していただくようアドバイスしました。
また、会社を辞め完全に独立開業するよりは会社に属したまま副業的に開業してはどうかというアドバイスも行いました。
副業を行う場合、所属先で副業が認められているか?副業が認められていても競業禁止などの制限はないか? 副業の届出や手続きが定められているか?等を確認する必要があります。会社に黙って副業するとペナルティを受ける場合がありますので注意が必要です。
相談者はその点を確認するため上司に相談してところ、会社からも協力を得られることになり独立を決意したということです。
相談者はこれまでの豊富な経験を活かす強みをお持ちで、かつ社会的に需要が見込める仕事を考えていらっしゃり、会社からの協力も得られることから開業し活躍が期待されます。
業種的に開業時の資金も少額となりそうなのでなので初期負担も軽くすみます。一人で事業を行うこともできるので当面は人件費もかからないと予想します。
私もそうでしたが、開業は「スモールスタート」
最初は小さく創めるのが理想、自宅で一人で開業、副業としてスタートするなどお金を出来るだけかけず、かつ給与収入を確保しておくと安心です。