まだ間に合うかも?!雇用調整助成金
おもろ社会保険労務士事務所の平田です。
雇用調整助成金の特例措置期間が12月末まで延長されると8月28日に公表されました。未だ雇用調整助成金HPで公表されていないのが気になりますが、厚生労働省のほうどう発表資料にて発表されているので間違いないでしょう。
恐らく、安倍総理の辞任発表と時期が重なり省庁の対応が間に合わないのでしょう。
雇用調整助成金の支給申請期限は通常は判定基礎期間の末日の翌日から起算して2か月以内ですが、1月24日から6月30日までに判定基礎期間の初日がある休業等については、令和2年9月30日まで申請ができるようになりました。※緊急雇用安定助成金については、4月1日から6月30日までに判定基礎期間の初日がある休業が対象。
ただし、7月1日以降の申請期限は「支給対象期間」の最終日の翌日から起算して2か月以内となりますので、こちらの期限も9月末までとなりますのでご注意ください。
9月11日時点の雇用調整助成金の支給実績は次のとおりです。
全国の支給実績は、支給決定件数1,058,578件、支給決定額は約1兆3,445億円です。1兆円を超えています。
沖縄県の状況は、9月11日時点で支給件数16,165件、支給金額は約152億円です。沖縄だけでもかなりの件数と金額です。
6月に申請が一旦落ち着きましたが、8月に入り再度申請件数が増え、申請期限が延長されたことで駆け込みでの申請が増えています。
特例措置期間が年末まで延長となり、新型コロナによる経済への影響がいつまで続くか読めません。
これからも経済的に影響を受ける事業は増えると予想されているので、雇用調整助成金の申請準備をすすめておくことをお勧めします。
※申請手続につきましては雇用調整助成金HPなどで支給要領やガイドブックをご確認ください。